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GeoTagを使ってLRのXMPファイルに位置情報を書き込む [GPS]




 前回、LightRoomのサイドカーファイル(XMPファイル)へのGPS位置情報の書き込みはできなかった、と書きましたが、先日のExifToolのアップデート7.33で一応できるようにはなったようなので、今回はそれを書きたいと思います。GeoTag 0.55とExifTool Version 7.33で実行しました。

 GeoTagを使えば、RAWに変更を加えることなく、LightRoomの生成したXMPファイルに位置情報を書き込むことができるようになります。(※)それによりLightRoomで位置情報を参照したり、位置情報のついた画像を生成できるようになります。また、前回のgpsPhoto.plを使った方法よりかなり簡単です。

※XMPファイルがあると、XMPファイルを書き換えるようです。XMPがないとき、オプションでXMPを作るか、画像ファイルに書き込むかを設定できます。

Geotag.PNG

 ただし、冒頭で「一応」と書いたとおり、私の環境では以下の問題があります。
・XMPファイルへのGPSTimeStampタグに異常値が書き出されます。常にInvalid time zone (must be Z or +/-HH:MM)になります。今のところGPSTimeStampタグを参照していると思われるツールがなさそうなため、問題は出ていません。
古いバージョンで駄目だったときは、GPSTimeStampのエラーでファイル出力が停止していました。アップデートによりファイル出力が止まらなくなっただけで、まだ問題は潜んでいるようです。

・ディレクトリ名に2バイト文字が含まれると保存に失敗します。特にエラー表示は出ないのですが、ログにはエラーが記録されます。ログから想像するに、GeoTagとExifToolとのエンコーディングのやり取りに齟齬がありそうです。

 では、インストール方法を紹介しておきます。

1. JAVAのインストール
 GeoTagはJavaで動作するので、下記サイトよりダウンロード、インストールします。
http://www.java.com/ja/

2. ExifToolのバイナリのインストール
 gpsPhoto.plのときと違ってバイナリを使います。下記サイトの" Windows Executable"をクリックしてダウンロードします。適当な場所に解凍し、ExifTool(-k).exeファイルをExifTool.exeにリネームします。これ以外のインストール操作は特にいりません。

http://www.sno.phy.queensu.ca/~phil/exiftool/

3. GeoTagのインストール
 下記よりダウンロードします。
http://geotag.sourceforge.net/

4. dcraw.exeのインストール
これはなくてもよいですが、あるとサムネイルが表示されます。これも下記よりダウンロードして、適当な場所に解凍します。サイトに書いてある通り、Cygwinのdllも合わせてダウンロード、展開します。
http://www.lebsanft.org/blog/?tag=dcraw

5. GeoTagの初期設定
 GeoTagを起動し、Settings→External ProgramsよりExifTool.exeおよびdcraw.exeのバイナリの場所を指定してやります。なお、GeoTagのJARファイルは、コマンドプロンプトより、下記のようなコマンドで実行してやる必要があります。バッチファイルにしておくと便利です。

java -Xmx256M -jar geotag-0.055.jar


 これでGeoTagにより、XMPへの位置情報の書き込みができるようになります。
毎度のことながら、バックアップを取ってから実行してくださいね。
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